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クルマとミニカーのにわか道楽日記

タイトルとかけ離れた事ばかり好き勝手に書いてます。

過ぎゆく日々。

音楽を聴いてると、眠っていた頭の奥の方の引き出しを、
ふっと開けてしまう事がある。

中学生の頃、第一志望の高校受験が終わった日だった。
関東では珍しく積り始めた雪の日、同じクラスのM君に呼び止められた。

当時、M君と私は同級生のKが好きだったのだが、
私はその子の事が好きだとは誰にも言っていなかった。

M君は、私と話す時は大概おどけた口調だったが、
その日はとても話しにくそうに呼び止めた。

「おれ、Kと付き合う事になったんだ。」

その言葉の前後はよく覚えていない。
この一言だけが頭に残っている。

M君は、私の気持ちに気付いていた。
というか、Kも何となく知っていたのだそうだ。

M君は、自分の事を心配してくれていて、
第一志望の高校受験が終わるまでは、言わなかったと。

平静を装い、「良かったな。」と言ったのだが、
M君は、私の絶望した気持ちをすぐに読み取ったのだろう。

それだけ言って、私から離れて行った。

その時の帰り道は、全く記憶にない。
相当動揺していたのだろう。

自宅の部屋に戻り、落胆した私が聴いたのがこの曲だった。



当時の私は、歌詞の意味も分からず聴いていたが、
悲しい唄だという事は、何となく感じていた。

窓の外は雪が全ての物を白く覆い、
私の気持ちを少しだけ癒してくれていた。


まー、季節感の無い話ですいません。
不思議と、曲を聴くとふっと記憶が蘇るんですよね。

この曲が入ったアルバム、「Hoopla」は、
80年代のテイスト満載の、なかなか良い楽曲が楽しめます。

若干長めなギターソロとか、結構前に出てくるキーボードとか(笑)。

さて、この記憶は後何回くらい思いだすんでしょうね。

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